静岡県浜松市の看取り専門施設　ターミナルケアホーム天寿

私は父との最期に後悔があります。
父には癌であるということを告げず入院させていました。
「庭を見たい」「家に帰りたい」とずっと言い続けた父。
そばにいて欲しいと寂しそうでしたが、母も私も疲れ果てていました。
そんな中、父の身体からやっとたくさんのチューブが外され、父は病室でひとり旅立ちました。
「ごめんね、お父さん。家に帰りたかったよね」と18年経つ今も後悔の思いが続いています。
そうした父への思いから、17年間介護の仕事に携わってきました。
私のような後悔をしてほしくない、少しでも力になりたいという一心で患者さんやご家族と接してきました。
私の人生の最終期は「看取り」に捧げたいという思いから、看護師である娘と、この思いに賛同してくださる方々と共に「ターミナルケアホーム天寿」を開設しました。
自宅にいるかのように心が安らぐ空間、誰かがいつもそばにいる安心感、人生の最期をゆっくり穏やかに過ごせるようお手伝いさせていただきます。
最期を過ごす時間がつらく悲しい時間ではなく、穏やかで幸せな時間であるように様々な思いに心を寄せます。
「一度でいいから自宅に帰ってみたい」という願いにも、看護師が同行して思いを叶えるお手伝いをします。
後悔のない看取りは難しいかもしれません。
しかし人生の最期、幸せだったねと皆さまに感じていただけるよう心を込めて寄り添います。